オオムラサキの幼虫②~その後~
4月に入り、今日は暖かいなぁ~という日が数日続き、我が家のヒョロヒョロハゲハゲなエノキの鉢植えにも若葉が出始めた頃でした。
母はふと冬眠していた幼虫が気になったのです。 数日前に確認した時には確かにいた、枯れた一枚の葉の裏に……
いなぁーーーい!!
それからどこを探しても見つかりません。
冬の間中、大事に大事にケースに入れて保護していたのに、冬眠から覚めた瞬間逃げ出してしまったのか??
もしくは、息子達が間違って捨ててしまった???
色んな事を考えながら、もう一度 葉っぱを一枚づつくまなく確認
そして、発見しましたぁ~
「ここにずっとおったけど……」という幼虫の声が聞こえてきそうなくらい、 冬眠していた葉っぱに素知らぬ顔して寛いでおりました。
4月17日
早速、エノキの鉢植えにうつしました。
それから毎日、幼虫を観察していましたが、どうも違和感を感じます。
背中の突起の数が、図鑑で確認したものと違うのです。
オオムラサキは2対の突起が4つ。 我が家の幼虫は3つ。 しかも、真ん中の突起が小さい……
もしかしたら、オオムラサキではなくて ゴマダラチョウかも…… と、思ったと同時に嫌な事を思い出しました。 外来種のアカボシゴマダラです。
『え~~~ 日本の国蝶だと思って育ててたのが、ゴマダラ蝶で…… さらには外来種~~~!!? それはショック過ぎる……』 母心の声。
その日一日外出しながら落ち込んでいた母。そして帰ってもう一度確認!
ゴマダラチョウは尻尾?の部分がV⬅のように別れているけど、アカボシゴマダラは閉じている……
おそるおそる確認。
ゴマダラチョウだぁ~~~!
外来種でなかったのでひと安心。
その日から、我が家のオオムラサキの幼虫「おおちゃん」は ゴマダラチョウの「ごまちゃん」と 呼び方も変わったのであります。
ただいまエノキの葉をたっぷり食べて、スクスク成長中。
追記、オオムラサキを育てているおじぃちゃんに、ゴマダラチョウだったと報告したら……個体によって背中の突起が小さくて3対に見えるオオムラサキもいるので、もう少し大きくなるまで可能性はなくはないとの事。
え~……もうほぼほぼゴマダラチョウだと確信しているのですが。
さて、我が家のごまちゃんが、おおちゃんになる日は来るのでしょうか……?
今日のごまちゃん。
たっぷり葉を食べて…… 何してるのかな……??