ゴマダラチョウのたまご①
もうね、 母の執念ってすごいなぁ~と思います。
長男Kohが去年学校で捕まえてきた ゴマダラチョウの幼虫……
羽化するのを見届けてあげられなかったことが残念で仕方なくって。
だからもう一度育てたかったのです。
ある日いつものように昆虫を探しながら道を歩いていると、 木に何やら見慣れないチョウが…… 見ていたら
たまごをうんでいます…… しかもよく見るとえのきではありませんか!!
まぎれもなく、ゴマダラチョウでした。
わぁ~い!たまごゲット~。
産卵直後 きれいな黄緑色
二日後
大事に家に持って帰ったのは良いのですが、何せたまごを育てるのは初めてです。
ネットで世話の仕方を調べると
特に何もなし…… 乾燥に注意!
とだけ書いてありました。 でもね、 これがなかなか難しいのです……
とりあえず、すでに葉がカリカリに乾燥していたので 濡らしたティッシュを固く絞ってひいてみました。
そしたら
今度は……
葉がみるみるうちに潤って……
なんだか異臭を放ちだした!!! …………。
息子達も 『なんか……くっさ~!』 と結構離れたところでも臭いを感じて訴えてくるようになりました。笑
これはダメだと、またティッシュをのけて乾燥させる……
そもそも、何で葉っぱ一枚だけで持って帰ってきてしまったのだろうとものすごく後悔しました。
何とか異臭を止めようと濡れティッシュをのけた次の朝には 見事に!葉は乾燥してカリカリのクルクルに……
観察しやすいようにとクルクル部分を細工している時でした。
カンカララーーーん。
え??
一瞬何が起こったのかわかりませんでしたが、確かに固い良い音がして……
はい。見事に小さなたまごが転がっておりました。
しかも、もう乾燥しまくっている。
失敗した……
KohもYohもごめんよ~…… もう一回探しに行く……かぁ……
そう思っていたんです。
でも諦めきれずに毎朝のチェックだけは欠かさず…… でも放置されていました……
そして、5日目!
遂に!! 生まれました~~~!!!
(左の方、葉の端っこを歩いています。) 頭でっかちの小さい幼虫! このバランスの悪い感じがまた愛くるしいですね~ (え!?母いつからそんなに幼虫好きになったのでしょう……)
結局、たまごの間は本当に何のお世話もしなくて良かったんや~~~ん。 そして次は枝ごと持ち帰ろうと心に決め、 また、観察の日々が始まるのでした。